Paradise Found

好きな音楽関連の英語和訳や諸々です。My Japanese translations (from English) and various things related to my favorite music.

Mike Mangini 動画和訳 2011年7月 Pearl Lab - 1. e-Pro Live, r.e.d. box / 2. Tru Trac / 3. Demon Drive

初出:2011年7月 別ブログに投稿

 

My Japanese translation of the videos Mike Mangini (website) talks about Pearl e-Pro Live, r.e.d. box, Tru Trac, Demon Drive.

The original English videos: Pearl Drums YouTube, July 13th 2011

 

マイク・マンジーニ Mike Mangini(サイト)がPearl製 e-Pro Live, r.e.d. box, Tru Trac, Demon Drive について語る動画の和訳です。

 

f:id:ParadiseFound:20210513205803j:plain

 

1. e-Pro Live & r.e.d. box

 

動画:Pearl Drums の YouTubeで2011年7月14日公開

www.youtube.com

画面右下の歯車マーク「設定」から自動生成の英語字幕を設定できます。

(自動生成の字幕は実際に言っている通りではない部分もあります。

訳者は聞き取った英語を和訳しています。しかし字幕も参照させてもらっています!) 

  

 

Dream Theaterのマイク・マンジーニです。Pearl のラボに来ています!僕たちドラマーでもここまで来られることは少ないんだけど、僕はここでDream Theaterのツアー用ドラムセットをデザインしていて、その間、練習したり曲に取り組んだりする用のe-Proのキットをひとつ持ってるんだ。

 

僕がe-Proに興味を引かれるのは、本当に、本物のドラムセットのように感じられるからなんだ。僕にはそこが特別なんだよ。

 

それから……これが大事なところで、理解してほしいところでもあるんだけど、このe-Proは普通のエレキドラムのように、何か他の物になってやろうと懸命になっている感じがないんだ。世にエレキドラムはたくさんあるけど、これで練習すると、僕は叩きたい気分になるんだよ!

 

パッドの反応も、まさに本物のドラムヘッドみたいなんだ。つまり、ゴム製のパッドを叩いて跳ね返りが強すぎるとか、単にしっくりこないとか、そんなことがないんだ。このe-Proのキットはしっくりくるんだよ。

 

それで、僕はこのe-Proについてこんなふうに見ているんだ:ありのままでいいし、このようにデザインされたわけを理解しよう、と。そこをもしわかってもらえれば、僕と同じぐらいに、このキットの楽しさと使い道を知ってもらえると思う。

 

で、僕はe-Proを練習に使ってるんだ。DRUMHEAD(訳注:アメリカのドラム誌。2011年5/6月号。サイトでの記載)の記事に写真が載ってるけど、家で使ってるし、ここでも使ってるよ。ここにいる間は、これでプレイしないといけなかったしね。この部屋でウォーミングアップをしてたんだよ。向こうの部屋で僕のドラムが組み上げられている間にね。

 

僕にとってのe-Proキットのもうひとつの特性は、r.e.d.boxと併用することだね。あっちの隅にあるやつだよ。あれにいろいろ音を入れるんだ。

 

Dream Theaterのステージにも、スタジオでの新アルバムの録音にも使うよ。

(訳注:そのアルバムは "A Dramatic Turn Of Events" 2011年9月発売)

 

2つの目的で役立っているよ。e-Pro boxを使って、存在する曲で使われている全部のパーカッションの音と同じ音を出すんだ。つまり言い換えれば、僕の参加前からあるDream Theaterの曲ってことだけど、パーカッションがたくさん使われてるからね。

 

ステージではe-Proのパッドを6つ使うんだ。それで、ある曲ではカウベル、また別の曲ではテンプルブロック、ウィンドチャイムも足してみるとか、そんな具合にそれぞれをプログラムできるんだ。そうでなければ、そのパーカッション全部を運んで回らないといけない(笑)。そして、これは本当に直接叩く!だからすばらしい音がするんだよ。そして全部バランスも取れている。サウンド関係のスタッフたちにとっても、本当にかなり頭痛の種を減らしてくれるんだ。

 

Dream Theaterの新アルバムの録音で、いちばん楽しかったことといったらね、僕はドラムキットに小さなカウベルを1つセットして使ってたんだけど、本物のカウベルだと、音程がジョン・ペトルーシのギターの音と合わないこともあるわけだから、使うのは本当に難しくなるんだ。でもe-Proとr.e.d.boxで、彼の演奏する音に合うカウベルの音をプログラムできた。その出来といったら……もう単純に楽しかったよ。音を聞いてぴったり合わせるというのは、本当に楽しかった。

 

Dream Theaterのアルバムでの、僕のもうひとつのe-Pro r.e.d.boxの使い方としては、6つのパッドをティンパニの音にしたんだ。それで、ある曲のイントロで、ティンパニを、曲に合った音程でプレイすることができたわけだよ。

(訳注:その曲は "Lost Not Forgotten" と思われます。Spotify

なぜこういうことをするかと言うと、自分があんなに大きい桶みたいな物を本当に持ち運んできちんと扱えてる図が想像できないからだよ(笑)

 

だから、e-Proは、僕にとっては曲をやるときにどんなパーカッションの音でも思うようにプレイする助けになってくれるから、新アルバムでも使えたし、全部の過去曲をプレイする助けにもなってくれるし、いろんな音の大群を用意できて、だけどその本物を全部運んで回らないでいい、というものなんだ。だからこのe-Proを練習に使っているよ。で、すごく率直に言ってしまうと、ギグにだって使うよ。だから、たくさんの用途で役立っているね。

 

2. Tru Trac

 

動画:Pearl Drums の YouTubeで2011年7月14日公開(その後なくなったようです)

 

Tru Tracのドラムヘッドを張ったパッドを6つ、Dream Theaterのレコーディングとツアー用のキットに使ってるんだ。どう使っているかと言うと、手で鳴らすパッドが2つ、左右の側面に2つ、それから両足で鳴らすのが1つずつ。

 

Tru Tracでどういうことをやりたくなったかと言うと、基本的には、いろんな音にチューニング、じゃなかった、ごめん、鳴らしたい音を何でも、それぞれのパッドごとに割り当てる、ということだよ。

 

Tru Tracパッドとr.e.d.boxのステージでの使用例を挙げると、テンプルブロックの音を出すとかね。テンプルブロックには普通5つの音程のブロックがついてるけど、Tru Tracパッドが6つあるから、全部の音を設定できるし、更に目的の音程にチューニングすることもできるわけだから、音はもっと増えることになるね。

 

今度の、僕が参加してるDream TheaterのアルバムではTru Tracを4つ、ティンパニの音にして使ったり、他の曲では1つをコンサートバスドラムの音にしたり、2つをカバサにしたり、1つをフィンガーシンバルにしたり、2つか3つをチャイニーズシンバルにもしたりして使ったよ。

 

だから、僕にとっては、アーティストとして音楽的に自分を表現することができたし、それでいて、いろんなパーカッション類を全部持って回らずに済んだというわけなんだ。本当に本当に助かったし、すてきなことだったよ。

 

3. Demon Drive

 

動画:Pearl Drums の YouTubeで2011年7月14日公開

www.youtube.com

画面右下の歯車マーク「設定」から自動生成の英語字幕を設定できます。

(自動生成の字幕は実際に言っている通りではない部分もあります。

訳者は聞き取った英語を和訳しています。しかし字幕も参照させてもらっています!) 

 

 

僕のドラムセットのメインペダルはDemon Driveなんだ。シングルペダルのね。使ってる理由は、足を動かしすぎないで済むからだよ。前は本当に、足の調子を上げて演奏できるようになるにはしっかりウォームアップしなきゃいけなかったんだけど、現実には、ドラムの世界での仕事ってそんな贅沢なことはしていられない。たとえば、僕はDream Theaterのオーディションを受けたけど、人生最大の山場だというのに、思った通り、ウォームアップはなし、ただDemon Driveを箱から出して、キットに取り付けて、はいスタート!

 

(演奏)

 

僕のDemon Driveペダルのセッティング方法を解説しよう。箱から出す、ドラムに取り付ける、使う(笑)。以上。本当に、セットすれば準備は完璧だし、ダイレクトドライブのペダルだから踏み込んだときの抵抗もない。えーと……うん、確かに2つめのセットも持ってるよ。ボードが長くて、スプリングテンションをもうちょっと強くしてあるのを。スピードメタルのプレイヤー用のやつなんだ。そのフィーリングを身につけたいというのもあるんだけど、肝心なことは、すぐに音を出せるようにしておきたいんだ。

 

(演奏)